大掃除と断捨離

読書の話

こはるさんが来てからというものの、
部屋にあるものはことごとく食われ壊されを続けて、かなりのものが家から無くなりました。
元々、シンプルにしよう!とミニマリストに対する憧れと止められない物欲、衝動買いが鬩ぎあいながらじわじわと物が増えて片付かないタイプでした。
買ったものをすぐにしまわず下手したら一か月は放置するタイプで、後で「あぁこんなものを買っていたんだ」とか思い出すものの、欲しかった時の旬な気持ちはなくなっていてそっと部屋の片隅か即座にゴミとなる事も珍しくありませんでした。
服なんて特にその犠牲になりやすく、シーズンが過ぎかけてるわ 来年着るにはきっとデザインが古いんだろうなってことで捨てざるを得ない事も少なくありませんでした。

しかし今となっては買って放置しておこうものなら、こはるさんの餌食となり 紙袋散策隊が出動し、新品の服は穴だらけ、買ったばかりの文房具はボロボロのビリビリ、新しい鞄と靴は爪とぎやおもちゃの代わり…といった調子になるので、有難いやら腹が立つやら家を綺麗に保つ事が増えました。

猫のおかげで変わった行動というと
・買ったまま放置をすることがなくなった
・買う前に本当に必要か考えるようになった
(放置=いらなかったものということで)

こはるさんと暮らして、猫あるあるの出費も正直増えたけど、どちらかというと無駄な買い物が本当に激減しました。一番不思議に感じた出来事といえば、捨てられない微妙な思い出の品をかなり壊された事。

元カレに買ってもらった目覚まし時計やブランケット、別に未練もないけど捨てる必要あるかな…っていう微妙なものは 全てこはるさんが破壊してくれました。
嫌な思い出の多い靴(デザインが気に入っている)ものも先日気が付いたらガジガジ噛まれまくって無残なレザーのゴミとなったし、この服デザインイマイチなんだよなぁ…という服は容赦なく穴ぼこになっていたり、捨てるのを地味に悩んでいたものは特に徹底して壊れていきました。

どういう事かはわからないけど、案外猫だけにしかわからない断捨離方法なんてあったりするのかな…とか思ったりもするんですが…。

ちょうどそうやって物を捨てる時、よく読んだ本があります。
おふみさんというミニマリストさんの、「ミニマリストの部屋づくり」という本でした。

捨てる事もですが、残したいと思う気持ちも大切にする・というスタイルで一番しっくりきた断捨離でした。

やっぱりいざ捨てるとなると、あるんですよね。
見るだけになっちゃうんだけど捨てられないってものが。

でもそれって本当に捨てた方がいいんだろうかってモヤモヤとしていた事も多くてそのまま持ち続ける事もよくありました。そういうのって、生活では無駄なのかもしれないけど、ふとした時に思い出を思い出してほっこりするのに必要なものなのかもしれないと最近思っています。
多少の執着と愛着が残った方が、私生活らしいなと思います。

ちょうど気になっていた、生活用品をキャンプ用品と兼用する内容も載っててなかなか良い本でした。
ワンルームで狭いので、布団はそのうち寝袋に変えてしまおうと思います。

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